M&A仲介会社への転職を考える人が知っておきたい4つのこと
M&A仲介会社への転職をお考えの方が抱く疑問や不安に当社独自の視点を交えてご紹介します。
その1:M&A仲介会社は高年収で激務!?
近年、銀行・証券・保険の法人営業経験者の転職先として人気がある「M&A仲介会社」。
多くの方は「M&A仲介会社」=「高年収」というイメージを持ってらっしゃるようですが、実際に上場M&A仲介会社の平均年収をみてみると、
・M&Aキャピタルパートナーズ社:2,994万円
・GCA:1,559万円
・ストライク:1,539万円
・日本M&Aセンター:1,319万円
と軒並み1,000万円を超えております。
年収が高いゆえ「激務」というイメージをお持ちの方も多いと思われますが、仲介会社でも案件の流入経路や分業もしくは一気通貫等、仕組みや体制が異なるので、M&A仲介会社が「激務」とは一括りにいえない側面もあります。また、上述のGCA社のように仲介でなく「アドバイザリー業務」も並行して提供しているところもあり、業務内容はもちろん、求める経験・スキル・人物像も異なっております。
M&A業界への転職を検討の方はさらに詳細をお話させていただきますので、ぜひ当社GENSENの転職サービスをご活用ください。
その2:M&Aにおける一連の流れ
・案件の組成・発掘
・初期の資料・情報に基づく各種分析
・第1次意向表明書(LOI)の作成・提出
・各種デューデリジェンス(DD)
・企業価値評価
・最終意向表明書(LOI)や株式譲渡契約書修正案の作成提出
・条件交渉(契約条件や金額等)
・契約締結
その3:M&A仲介とアドバイザリーの違い
M&A仲介はM&A成立に向けての助言業務を売り手・買い手双方の間に立ち交渉・仲介をおこないます。日本の中堅・中小企業のM&Aは仲介で成約するケースが多く、数千万円~数十億円程度の案件が多いです。
一方、アドバイザリー業務は売り手・買い手のどちらか一方につき、顧客利益の最大化することをいいます。クロスボーダー案件や上場企業の大型案件が多く、M&Aの戦略策定やデューデリジェンス(DD)・バリュエーション等、M&A成約に向けてのアドバイスはもちろん、合併後の決算早期化や内部統制等、PMIのアドバイザリーも提供しております。各フェーズで財務会計の高度な専門性が求められるケースが多いことが特徴です。
●弊社でご紹介可能なM&A仲介会社
▼M&Aキャピタルパートナーズ
元々は調剤薬局のM&Aに強みをもったファームですが、レコフを買収したことにより、クロスボーダーや上場企業案件も増えてきております
▼ストライク
公認会計士が代表を務めるファームで「M&A市場SMART」やポータルサイトの「M&Aオンライン」等のインターネットを活用したM&Aが特徴です。
▼日本M&Aセンター
会計事務所やの地方銀行・信用金庫等の全国の金融機関と強いネットワークがあるのが特徴です。
その他、仲介会社はもちろん、FASを提供する会社でのFAポジション等のご紹介も可能です。
その4:M&A仲介で求められる人物像
銀行・証券・保険等にて中小企業オーナーを対象にした法人営業経験をお持ちの方を積極採用中です。M&A業界への転職に興味をお持ちの方、上述の仲介とアドバイザリーの違いはもちろん、各社ごとにどんな対策をすればいいのか、転職の可能性はあるのか等、まずは不安点やお悩みの点をお聞きし業界情報のご提供や、キャリア形成についてのアドバイスができればと考えております。
なお、すぐにご転職をお考えでなくとも、3年・5年といった長い時間軸でのキャリア形成のご相談も設けておりますので、ぜひ当社GENSENの転職サービスをご活用ください。